全裸監督を見て思うこと。「絶賛されるほど面白くない」
全裸監督が世間を賑わしている。
どのサイトを見てもSNSを見ても大絶賛の嵐。
「地上波のドラマを見れなくなった」
「日本もやるじゃん！」
「絶対見た方がいい」
という声があちらこちらで聞こえた。
そんなに面白いものなのか？！
と3日間かけて全話視聴してみた。
感想。
つまらんかった。
見るのをやめようかな？と何度も考えた。
しかし最後まで見ないで批評なんかできないと
頑張って最後まで見た。
最後の2.3話ぐらいはちょっとだけ面白かった。
全裸監督を見て感じた点
資金がめっちゃあってお金がかけられてる。
AV同様の過激なシーンが多い。
満島真之介は全然芝居ができない。
黒木香役の森田望智は本当に素晴らしかった。
この４つがはっきり言える。
結局この作品は、
地上波じゃできないことをやりましたよ？日本でっ！！どやっ！！！！
ってだけの作品。
次が見たくて仕方がないとか、脚本が秀逸だとかそんなことは別にない。
もっと面白いドラマは地上波でもたくさんある。
AVシーンを普通にドラマに入れて、有名な俳優が混ざってやっただけ。
それだけである。
でも世間は
この作品はすごい！！！！と大絶賛。
エヴァンゲリオンは面白すぎる！！！神ダッ！！
なんて言ってたらアニメ好きで通を公言できるような感覚だろう。
地上波じゃなできないことを、ネットフリックスというプラットフォームを使って
制作し放送して裸やSEXシーンを入れまくって
俺たちすげぇもの作ったぜ！！
あんたら最高だよ！すごい作品だよ！
こんなドラマなかったよ！！！
って。。。
全裸監督という、過激な作品を絶賛しとけば、
自らもエンタメ界に革命を支持するものとして気持ちがいいのだろう。
過大評価される作品とそれを思考停止で大絶賛する世間に、
ばかじゃねーの？？って思うのは俺だけか？
ただこの作品。
黒木香役の森田望智
が大きくストーリーに絡みだしてから全く違うものになった。
イージーライダーでジャックニコルソンが登場した後のような、、
ジャンゴでディカプリオが登場した後のような、、
ものっすっごい存在感と異彩を放っていた。
体当たり演技だとか、体を張った演技だとかそういう表現は好きじゃない。
脱いだから頑張ったとか、プロとして関係ないからだ。
愛の渦で門脇麦が脱いでブレイクしたが、あの女優がすごかったとは思えない。
ただ脱いだだけじゃん？って。
だから偏見があって作品を見ていた。
どうせただ脱いだだけでしょ？？って。
でもそうじゃなかった。
女優自身が自分の人生のために戦っていた。
それが役にも投影されていたと思う。
ただエロいとかそういうことじゃなくて、
その人間の存在に目を奪われて画面から目が離せなくなった。
ものすごく難しい役だっただろう。表現も難しい。
さらにこの現場で自分をさらけ出す、文字通り本当の本当に裸になり
かつ自分が壊れる姿を見せなくてはならない。
相当なものだっただろう。
女優として生きる彼女自身の人生をかけた戦いと、
役としての本当の自分をさらけ出したいという戦いが
相乗効果で高まり、素晴らしい演技と存在になったのだろうと思った。
その一方で満島慎之介の薄っぺらいキャラクターとど素人みたいな表現に
辟易とした。
それだけならまだいいのだが、youtubeにこんなテラスハウス風のくだらん
おしゃれ対談動画が出て、そこでいけしゃーしゃーと
「まじ俺らすごいことやっちゃいましたね！！！」
と息巻いてるから本当にムカついた。
本当にこのマスターベーション対談動画には反吐がでた。
この作品の功労者は山田孝之と森田望智だ。
っというか森田望智がいなかったら成立していないだろう。
『全裸監督』クロストーク #1 feat. 山田孝之 満島真之介 玉山鉄二
世間でもてはやされてるものを、俺は認めないと言って
異端児ぶりたいわけじゃなく、本当に思うことなのだ。
ネットで、面白くないという声を探しても見つからなかったから
俺が書くしかない。と思ってブログを更新した。
違う意見も同意する意見もなんでもいいので
ちょっとでもコメントもらえると嬉しいです。
以上！
