おれの頭の中

挑戦し続けること

人の心に入り込む技術とは 元ドイツ情報局員が明かす 

 

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「元ドイツ情報局員が明かす人の心に入り込む技術」を読んだ。

相手の組織に入りこみ、組織の人間と接触する過程などハラハラさせられるストーリー

は面白かったが、長ったらしく、さっさと人の心に入り込む方法を知りたい俺にとって

はいささか読むのが面倒だった。

ストーリーなしにどうすれば人と打ち解けられるのかをまとめた。

これらの方法は恋愛でもビジネスでも一生使える人間としてのスキルなので

ぜひいつでも自然と実践できるようにしておきたい内容である。

しかし、人の心に入り込むテクニックは魔法のようなものではなく地味で当たり前のこ

とばかりでがっかりするかもしれない。だが、人として当たり前のことを積み重ねるこ

とで信頼を得るという最もシンプルで大切なことを学べるだろう。

 

 

相手のいいところを見つけて褒める

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とにかく相手の良いところを見つけて褒めること。褒められて嫌な気持ちになる人間は

いない。褒めることによって相手の自尊心や自己肯定感を高めてあげることが大切だ。

この世に生きる全ての人々は誰かに認められたいと思っている。あなたを認めている

素敵だと伝えることで自分自身がその人にとって居心地の良いものになることができる

 

嫌いな相手に対して、いいとこなんてないよ!褒めるとこなんてないよあんなやつ!

と思うかもしれないが、いいところを見つけて褒めるというのは一つの技術なのだ。

人間嫌なところを見ようと意識すると自然と嫌なものが見えてくる。逆にいいところを

見つけようと意識するといいところが見えてくる。

試しに目を閉じて「赤色」と呟いてパッと目を開けて見てほしい。

一瞬にして赤色を見つけ出したのではないだろうか?

人間は意識することでそれらの情報を引き寄せることができる。CIAや諜報員は

麻薬組織の犯罪者に接触し信頼を得るために犯罪者のいいところを見つけださなければ

行けない。犯罪者にさえ人間としていいところだってあるのだ。

例えば、何か犯罪を犯すことを度胸や勇気として褒めることだってできるはずだ。

 

嫌な上司の心に入り込むためにもぜひ日頃から人のいいところを見つけるということを

意識して技術を磨いていこう。

自分が頼りになることを示す

自分の知能や技術を磨いて頼りになることを示すことは相手を自分にある程度依存

させると言い換えることができる。自分の力があなたの役にあつと示すことで

信頼を作ることができるのだ。頼りになることを示すというのは別に頭が良くなくても

腕力がなくても構わない。即決即断の姿勢や責任を負う姿を見せることで

頼りになる存在であり、頼みごとを任せられると相手に思わせることができる。

   

小さな約束を絶対に守る

たとえどんなに小さな約束でも必ず守ること。時間は絶対に厳守だ。

小さい約束を守り続けることで大きな信頼が得られる。

約束の10分前にはいつも着いているという状況を何度も作るとどうなるだろうか。

自分の時間を大切にしてくれてる=自分を大切にしてくれているという気持ちにさせ

その人と信頼関係を築くことができる。

時間を守らない友人に振り回されたことがあるひとも多いだろう。

時間厳守で小さな約束も絶対守るようにしよう。

人の秘密を言わない。悪口も言わない

人の秘密を言ったり悪口で盛り上がると一時的には仲良くなったように錯覚するが

腹の底では、相手もどこか違うところで自分の秘密や悪口を言っているんじゃないか?

という疑心暗鬼な心が生じてしまう。思春期の学校の女子グループなどがこの状態だ。

悪口や陰口、人の秘密を共有しグループ内で笑い合うが、グループの外に誰かいこう

ものなら私たちの悪口を言ってるんじゃないかとみんなそわそわしていじめが始まる。

相手に特別だからと人の秘密を言ったり悪口をいうことは、裏を返すと

自分は人の秘密をバラす人間です。悪口をいう人間です!と相手に宣言するような

ものだ。口が固く人の悪口を言わないことは信頼を得る基本的なことだ。

 

自分の秘密を打ち明ける

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人の秘密をバラすのはよくないが、自分の秘密や恥ずかしいことはどんどん

うちあけよう。自分に弱みを見せてくれると信頼されているんだと認識し

信頼関係が高まる。自分の秘密や恥ずかしいことは隠さずに素直に打ち明けると

いい関係を築くことができる。

   

人に与える。見返りは期待しない

積極的にその人に与えることだ。しかし見返りは期待しては行けない。

見返りを期待するから人間関係がよじれてくるのだ。

人に与えて与えて与えて、ギバーになろう。与えて行くと返納性の法則が働く。

返納性の法則とは?

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。

至近な例では、試食がある。試食は本来は、無料で食品を提供し、その味を客が確かめ、購買に値すると判断した場合に買ってもらうプロモーション戦略のひとつであるが、客は店員から直接食品を手渡されることによって、その味いかんにかかわらず商品を買わなければいけないという気持ちになることが多い。但し、客が求めていない状況で積極的に試食や購入を促す場合は、「返報性の原理」よりは「一貫性の原理」が強く働くことになる[1]。また、高額商品を勧めて断られた後に、低額商品を勧めると客は断りにくくなる心理が生ずる。これは、高額商品を売ることを諦めて低額商品に切り替えるという相手の譲歩に対して、こちらも譲歩しなければという心理が働く、返報性の原理による。この心理を応用した交渉術を「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」(譲歩的依頼法)と呼ぶこともある

 

返納性の法則を利用するためにも信頼を得たい相手に対して

与えることが大切だ。

 

まとめ

結局のところ相手の心に入るということは相手からの信頼を得るということだ。

相手からの信頼を重ねた末に、心に入り込むことができる。

また人間の承認欲求を利用し、自分といると心地のいい状態を作り出すことで

自分に依存させることができる。

人の関係を築くのに魔法なんてない。当たり前のことを当たり前のように

積み重ねるだけなのだ。恋愛やビジネスの場でぜひ実践してみるといいだろう。

 

 

元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術

元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術

 

 

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